Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Yahoo Bookmark

恩田陸「ライオンハート」/ Lion Heart by Riku Ondaレビュー


いままで恩田陸(おんだりく)さんの作品をいくつか読んできたけれども、今回の「ライオンハート(Lion Heart)」は正直気持ちが入っていかなかった。理由は、私が斜め読みをしている可能性もあるけれど、背景説明や登場人物のエピソードがほとんどなく、登場人物名前がまず頭にはいってこなかった。

文章はいつもの恩田さんらしく、読みやすい。けれども同じような過去の記憶を持って生まれ変わるストーリーの「マイ ネーム イズ メモリー
(アン ブラッシェアーズ (著), Ann Brashares (原著), 大嶌 双恵 (翻訳))」。これは登場人物の気持ちの移り変わりや、時代背景、状況説明がとても丁寧で、読み終えた後、原文を購入してしまったほど大好きになってしまった作品だ。

「ライオンハート」は1冊の本の中で、場面(時代)展開が多くて、ついていけなかった。たぶん電車の中で読むなど「すき間時間」向きの作品でなかっただけだと思う。

 

内容紹介

いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ……。17世紀のロンドン、19世紀のシェルブール、20世紀のパナマ、フロリダ。時を越え、空間を越え、男と女は何度も出会う。結ばれることはない関係だけど、深く愛し合って――。神のおぼしめしなのか、気紛れなのか。切なくも心暖まる、異色のラブストーリー。