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読後しばらくは、怖くて古い戸建てに住めないのでは、と本気で焦った・・・

このミステリーがすごい大賞2015」に選ばれた、安生 正さんの「生存者ゼロ」。何度か本屋でパラパラと文庫をめくっていた時、漢字の多さに最後まで読めない気がして購入まで至らなかったが、ブックオフの100円コーナーでこの本を見つけるやいなや、即買い。数日かけて読んだ感想としては、ネタバレになるので経緯や詳細ははぶくが、古い家によくでてくる「あるもの」がとても脅威に感じた。そのせいで、古民家を住まいとして探している最中の私にとっては、しばらくの間「田舎暮らしは私にはできないかも・・・」との思いに悩まされた。まぁ数日たったらケロリと立ち直ったけど(笑)。

普段はミステリー小説の場合、一気読みが多いのが、今回は数日に渡ってしまった。理由は、一瞬その世界に深く入り込めるが、その直後に場面展開、といった調子で、物語に吸い込まれては、現実に戻される、の繰り返しが多かったように思う。またミステリー小説の場合よくあることだが、非現実の話や、偉人の言葉、伝説となっている言い伝えなどがストーリーに登場する場合、なぜそれがでてきたか、の背景説明が少々物足りないので、理解しきれずに物語が進んでいくようになる。そうすると、読み終えた時の印象が薄いということに、今回改めて気づかされた。

とはいえ、「このミステリーがすごい大賞」に選ばれるだけあり、「こうきたか!」というシーンは印象に残る。

 

内容紹介

北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。救助に向かった陸上自衛官三等陸佐の廻田と、感染症学者の富樫博士らは、政府から被害拡大を阻止するよう命じられた。北海道本島でも同様の事件が起こり、彼らはある法則を見出すが…。未曾有の危機に立ち向かう!壮大なスケールで「未知の恐怖」との闘いを描くパニック・スリラー。2013年第11回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。