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Visual Website Optimizer(VWO)は、何がうまくワークするのかを判断するためのABテスティングツール。売りは、HTMLやCSSソースをいじることなく、またシステム管理者等に変更依頼等しなくてもいいように、マーケティング担当者がドラッグ&ドロップ等の操作で、簡単にABテスト設計&実施できるところだ。以下の動画をみれば、どんな感じのツールなのかイメージがつくだろう。

いろいろ調べ始める前に目にとまったのは、世界各国の大手企業がこのツールを活用している事。

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

韓国車メーカー「Hyundai(ヒュンダイ)」では試乗申し込みが60%以上アップ、メールマーケティングツール提供会社では、トライアル申し込みが150%以上アップ等の成果を上げている。また、さまざまな国、業界でも活用されており、ケーススタティ(事例紹介)がとても充実している。

ではどの国の企業がこのツールを開発、運営しているのか?が気になる。Visual Website Optimizer(VWO)は、インドの「Windify」という会社の製品。

CEOの「Paras Chopra(パラス・チョプラ)」氏により2009年にWindifyは「高度な知識がなくても、ウェブサイト最適化ができるツールの提供」を目的に設立された。そしてChopra氏は、2014年の「Forbes 30 under 30(フォーブス誌の(最も活躍した)30歳以下の30人)」に選ばれている。2014年の時点で26歳ということは、今年まだ27歳ということか。

Chopra氏は、生物工学部をトップの成績で卒業し、最初の会社では、R&D(研究開発)チームに配属され、社員の能力やポテンシャルの適応テストをコンピューターを介して実施。その時に「ウェブサイトも同じじゃないか。これをウェブサイト分析に生かし、サイトトラフィック増加につなげられないか」と思ったのが、会社設立のきっかけだったそうだ。

あれ?Chopra氏の年齢と設立年を照らし合わせると、21歳の時に会社を起こしたということか。そんなCEOがつくりあげたVWOはどんなインターフェイス、機能をもっているのか、さらに興味がわく。ということで・・・

 

30日無料トライアルを試してみた

VWOの無料トライアル申し込みの際他会社と違うところは、電話番号の必須入力、代理店(orコンサルタント)かどうかのヒアリング、そしてフリーメールアドレスは使用不可。この時点でフィルタリングを実施しているところはめったにみかけない。

登録が完了すると、どのように設定すればよいかの紹介動画が表示される。実際に作業を始める前に、この動画を見ておけば、大体のイメージはつく。よい導線だ。

これが管理画面。VWOに限らず最近のツールは色使いも必要最低限に抑えられていて、余分なものがない。ABテストしたいページURLを入力。

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

ページ容量にもよるが、数秒待つと、指定したページが読み込まれる。この画面上で、文字の大きさ変更、配置移動、画像修正等大帝の編集はソースをいじることなくできてしまう。

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

今回試しに、<H1>(タイトル)の大きさを小さくしてみたいと思う。まずタイトルをクリック。すると編集ツールボックスが表示されるので「Edit(編集)」をクリック。以下のように、この画面上でテキストや文字色、大きさ等を自由に変更することができるのだ。ただ、選択したサイトはWordpress(ワードプレス)で、<H1>のスタイルはCSSで制御されている。このページの<H1>の大きさだけを変えるって、本当にできるのだろうか?・・・と考えながら、文字数を小さく設定してみた。

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

その後、コンバージョン(ゴール)設定等行うと、最後に該当ページに以下ソースを追加するように、と指示される。「</head>タグの前に追加するように」と記載があったが、試しに<body>タグの中に挿入してみた。

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

す、すると!たったこれだけでCSSをいじることなく、また<head>タグ内に挿入することなく、<h1>タグの大きさを変更できてしまった!

【タグ挿入後】

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

【タグ挿入前】

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

ちなみに、他ページの<h1>文字サイズに影響はない。

ヒートマップもほぼリアルタイムに近い形で表示される。

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

 

そして使い方ガイドも充実している。本ツールを初心者、中級者、上級者という軸からどのように使っていけばいいのか紹介しているし、実施にかかる工数(5分、10分、15分等)の切り口から検索することもできる。忙しいマーケッターにはとても便利な検索機能だ。

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

 

ヘルプ機能もかなり充実している。それでもわからない場合、「Raise support ticket(サポートチケットを発行)」が固定の場所にいつもあるので、即問い合わせメールをすることもできる。

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

 

またトライアルユーザーにはありがたい、サンプルレポートも用意されている(データがたまるまで時間がかかってしまうのが、トライアルの難点。。)ABテストの結果がグラフで一目でわかる。

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

 

ヒートマップも1画面上で把握可能。

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」

 

管理画面はシンプルだが、どちらのページのどの部分が有効か、ROIに貢献するのはどちら(どこ)か、などのコンバージョン(ゴール)設定もきっちりでき、ここまで簡単に実施→効果が数字で測定できるツールはあまりないのではないか。

 

 料金体系

大きく「スタートアップ(抽象企業)」と「エンタープライズ(大企業)」向けのプランがある。

  • Standards Plans(スタンダードプラン):$49/月額〜(従量課金)
  • Enterprise Plan(エンタープライズプラン):$999/月額(固定)

インド生まれのABテスティングツール「Visual Website Optimizer (VWO)」料金体系

 

 

このVWOツールは、調べれば調べるほどできることが出てきて、マーケティング施策の可能性はとても広い。が、今回はここまで。

繰り返しになるが、視覚的にページ修正を管理画面上でパワーポイントで図形や文字の大きさ、配置を変えるように作業し、VWOが吐き出すソースをHTMLページに埋め込むだけですんでしまう。この簡単さは他にあまりないのではないか。LPページを有効活用しリード(見込み顧客)獲得や、会員登録を逃さずさせたい、売上を逃したくないオンライン販売業者にとても有効なツールだ。