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越境ECに関する面白い記事をDZNetで見つけた。「U.S, China become cross border e-commerce havens, says PayPal(PayPal(ペイパル)によると、アメリカと中国は越境EC天国になる)」という記事。クレジット決済のPayPal(ペイパル)は定期的によいレポートをまとめている。今回のレポート「PayPal Cross-Border Consumer Research 2015」では、2017年には世界のイーコマースは、約80兆円規模($661.66 billion、1USD=120JPYで換算)、モバイル経由での購入は30%になるだろうと発表した。加えて、アメリカと中国が越境EC(国境を越えてのイーコマース)の舞台となるだろう、とのこと。PayPal(ペイパル)では、29カ国、2万3千人を調査対象として、グローバル・イーコマースに関する第二年次レポートを作成。そのレポートからポイントをピックアップ。

  • 35%のオンライン購入者が、2015年に越境EC経由で購入。2014年から35%アップ。
  • 29カ国在住の25%のオンライン購入者が、去年、アメリカ企業が運営するウェブサイトから商品を購入。
  • 19%のオンライン購入者は、イギリスに倉庫を持つ中国企業によるサイトから商品を購入。
  • 50%のオンライン購入者は、海外サイトから商品購入しているが、そのうち22%はアメリカ人。
  • スマートフォン経由での買い物は16%。ナイジェリアでは、8%がモバイル経由で買い物している。中国では34%になる。
  • 越境EC経由で買い物する一番の理由は「価格」。

 

この中で、驚いたような、当然のような結果がこれ。

  • 日本人による越境EC(国境を越えて)の買い物は(今回の調査で一番低く)12%。対してアイルランドは86%になる。

同じ島国でもこうも違うのか、と一瞬思うが頷ける。理由は、

  • アイルランドは日本と違い、輸入商品が豊かではない=海外にしか欲しいものがないケースがある。
  • 日本は「言葉の壁」があり、あえて絶対に欲しいものがない限り、海外から買い物はしない傾向にある。
  • 日本は安くてよい&欲しい商品が豊富にある=あえて海外から購入する理由はあまりない。
  • 今は為替が円安なので、海外から購入すると高くつく時期。

ざっとあげた理由だけで、この「12%」の低さがわかる。この数字は大きな伸びは、為替の大きな変動(急激に円高になる)とか、物不足になる等でもなければ、大きくは変わらないだろう。ただ、輸出(日本から海外に販売)ビジネスにおいては、TPPによる関税撤廃、円安による利益高、グローバル・イーコマースのさらなる活性化&整備等により、伸びしろはとても大きいし、大きなビジネスチャンスである。